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Le Mans Classic Report in YAMAGUCHI Le Mans Classic Report in YAMAGUCHI
10月21-23日。秋も深まる山口MINEサーキットにて、記念すべき第一回のルマン・クラシック・ジャパンが開催されました。ルマン初開催から80年目の2002年にフランスで始まった、このルマン・クラシックが国外で開催されるのは世界で初めてのこと。美しい自然に囲まれた会場は、ルマンの歴史を彩ってきた国内外数々の名車と、輝かしい記録を残した名ドライバー・エントラントたちの走りに華やぎ、新たなる歴史の幕あけとなりました。
ルマン・クラシックについて
このルマン・クラシック・ジャパンは準国際格式で、出場出来る車両も1923年から1978年の間にルマン24時間レースに出場した車両、またはその同一型式車両に限られます。つまり今回出場出来るのは選考基準をクリアした車両のみというワケです。
そしてクラスは、全部で4クラス。
クラス2では、1977年にポルシェ936で優勝のJ.バルト選手が、ポルシェ356で出場。クラス3には、2004年ルマンで見事総合優勝を果たした荒選手や、元トヨタワークスドライバーの見崎清志選手、SGTに参戦中のエリックコマス選手も参戦です。
レストランではシャンパンサービス
さすがにフランス生まれのイベントだけに、レストランにはシャンパンサービス。もちろんグラスもガラス製のシャンパングラスが用意されていました。ルマンでも24時間のレーススタート当日からシャンパンのブースがオープンし、飲んだり食べたりしながら観戦するのがお楽しみのひとつのようです。
チームゴウR8のデモランは逆ジェットコースター
2004年ルマンを制したAudi R8チームゴウのデモンストレーション。メインストレートでピットロードすれすれのところを通過するパフォーマンスを披露。わずか10センチ先、手を伸ばせば届きそうなところを走り抜けるマシンの風圧。立っていながらまるでジェットコースターを乗っているかのようなワクワク感。みんな大喜び!
ドライバーはもちろん荒選手。ルマンで着用したalpinstarsのレーシンググラブと一緒に。「このデザインお気に入りなんだ!」

ルマン名車のデモラン 荒選手
ポルシェ911GT1:煙を吐く
デモランも終わりに近づいた頃、1998年に総合優勝を果たしたポルシェ911GT1がピットロードに入ってきた。数周前から音がすこしおかしかったけれどピットロードに戻ってきたときには白煙が!?歴史に名を残す貴重な車両だけに、その場にいた誰もがひやっとした瞬間でした。荒選手も駆けつけ、消化器であたりは一面真っ白。そのままガレージにて治療に入ってしまったものの、大きな事故にはいたらず一安心。
Interview
クラス2/rd2・ポルシェ904で見事3位を獲得した藤田一夫さんにお話を伺いました

「今日はクルマのコンディション、メカニックさんの工夫、そして走りがすごくぴったりはまった感じです。走っていて何より楽しかったですよ!長く走っているけれど、これまでうまくかみ合わなかったことが、今日はとてもしっくり走れた気がします。
2位になったもう一台の904の安藤さんはCivicレースにも出ているそうですが、やっぱりコーナーとか上手でした。
メンテナンスをしてくれているのはメカニックだけれど、その工夫ひとつひとつにドライバーが応えて走る。そうして一台のクルマを仕上げていくんですね。
クラッシックカーに乗り始めたきっかけは、若いときにあこがれを持ちながらも乗れなかったクルマにやっぱり乗りたい、そんな気持ちからです。サーキットの走行は年5〜6回ぐらいですが、走れるうちにどんどん走りたいです。出走前は実はいつもとてもドキドキして怖いんですが、少しずつ早く走れるようになるのはとてもうれしいです。」

メカニックチームからは市川善一さんにもお話を伺いました

「今日は55秒のベストラップも出たし、僕もうれしいです。
僕は主にモディファイ担当で、出走前には各パーツに不備がないか点検したり、オイルもれを含めて総チェックします。普段から見ているクルマだと、オイルもれとか、ちょっとした変化でも気づくことが出来るし、コンディションが分かるんですよ。
メカニックはとても夢のある仕事です。毎回何かをいじったり変えたりするたびに、ドライバーさんもその工夫に気づいて走りでレスポンスをくれるのがいいですね。
ドライバーさんからも、チームの中でも比較的自由にやらせてもらっているから、プレッシャーとかも全然なくて、とにかくベストを尽くした結果よくなっているっていうのが楽しい。
メカニックになったのは父親の影響です。12歳頃から父についてサーキットやイベントに行ったり、わからないながらにタイヤを運んだりしていました。僕の生まれたときから周りにはいつもクルマがあって、古いクルマを速く走らせるように色々工夫したり、レースにいったり・・・それは自分にとってとても自然なことなんです。」
Message
ユルゲン・バルト氏からFETホームページ読者の皆様へのメッセージ

元ポルシェワークスドライバーであり、ルマンでの優勝経験も持つユルゲン・バルト氏。お父様もとても有名なドライバーで、日本でも人気の高い選手です。FIA GT選手権の前身であるBPRレースを提案して、レースに深く携わり、歴代ポルシェの本を編集したり、世界中を飛び回る日々。世界でも名を知られたドライバーのバルトさんですが、とても気さくな方で、FETホームページの読者さんにメッセージをくれました。
「私が若かった頃は、物質的にはとても貧しかった時代です。でも、モータリゼーションの流れの中で、私たちのクルマや走りへの情熱は非常に大きく、貧しいながらにとても豊かな時代だったと感じています。今の若い人たちにも、走ることを楽しんでもらいたいと心から願っています」
自然あふれる空間。国内外の名車に囲まれて過ごす時間。クラッシックカーの奏でる音やサーキットを走る美しい姿。名ドライバーの華麗な走り、クルマを愛してやまない人々の熱い想い・・・。
10月の終わりのMINEサーキットは、ちょっと寒かったけれど、一瞬一瞬がとても豊かで、ワクワクする気持ちにあふれていました。
心地良いホスピタリティにあふれた素敵なイベント。次回開催予定の2007年も、是非遊びに行きたいと思います。そしてより多くの方が参加来場されますように!




ルマン・クラシック・ジャパンオフィシャルサイトもご覧ください。
http://www.lemansclassic.jp/


NARDIの創始者、
エンリコ・ナルディがデザインした
NARDI 750 LM


ステアリングはNARDI CLASSIC、フェンダーにはNDロゴ。
初めて目にするNARDIの車両は、小さなボディに流れるような曲線が印象的でした。



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