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2003 HISTORIC AUTOMOBILE FESTIVAL at ツインリンクもてぎ
CONTENTS // 秋の風吹く10月25.26日、ツインリンク茂木で開かれた2003ヒストリック・オートモービル・フェスティバル。FETは今年、このイベントでは初めて、ブースを出展しました。
「クルマを単に道具としてだけでなく、その歴史を振り返りつつ、文化として認知していくこと」をテーマとしているこのイベント。ヒストリックカーのイベントとしては国内最大級なだけあって、その参加台数はもちろん、集まった車は、「こんなたくさんどこに隠れていたの?」と疑いたくなるほどの名車ばかり。
レポーターの私は今回で3回目の参加。個人的にもやっぱり旧車欧州車が好き。久しぶりの参加でしたが、名車の数々にうっとりできるこのイベントは、ヒストリックカーファンならずとも一度は参加の価値あり!
それではイベントの様子をご紹介しましょう!


コース上では朝早くから日が暮れるまで、様々なカテゴリーでのレースとスポーツランを中心にヒストリックカーによる走行がひっきりなし。イベント名にも「ヒストリック」と付けられているように、ヒストリックカーがメインのイベントだってことは百も承知だし、到着するなり驚いたのは集まった名車の多さと珍しさなのだが、特に驚かされるのはその走り。まるで年齢を感じさせない走り。そして、走っている姿の美しさには目を見張るばかり。風を切って走り去っていく姿は、コースを囲む緑にも映え、アスファルトのコースに彩りを添えていた。

ピットと第一パドックには、出場を今か、今かと待っている名車たちがずらり。その「名愛車」を整備するピットクルーやドライバー、または優雅にお茶を飲みながら出番を待つオーナーたち。そして名車たちによる走りや、ずらりと勢揃いした数々の名車をうっとりと、目を輝かせて近づいては写真撮影する観客の姿。
■見渡す限り、名車の数々
■名車上空ではヘリコプターのアクロバットショー

そして第二パドックは、オートジャンブルというフリーマッケットの会場。この日のために用意されたお宝いっぱいのお店が軒を連ねる。来場者も掘り出し物を探してあちらこちらのブースをのぞいては、思い思いにお宝を手にしてほくほくの足取り。

そう、我がFETがブースを出展したのはこのオートジャンブル。今回の出品は、旧車欧州車オーナーにはおなじみ、KONI、NARDI、そしてレーシングギアのALPINESTARSがメイン。ALPINESTARSは今年1月に4輪が日本初上陸。レーシングシューズ、グローブはすでにレース参加のドライバーの皆さんにもお使い頂いていたようだが、ブースを通りかかる参加者、来場者からも「あ!」という声が。特に、メカニック、カート、スポーツ走行向けに開発された新商品MPグラブは実際手につけてみると納得といった表情で購入!ありがとうございます。やっぱり商品を手にとったり使って納得してもらえるのが最高の瞬間。

Alpinestars商品についてはこちら→
KONI商品についてはこちら→
NARDI商品についてはこちら→


フリーマーケットスペースもにぎわってました

■FETのブースにもたくさんの人が来てくれました

俳優の保坂尚輝さんは今年で2回目の参加。お仕事としてではなく好きな車でのサーキット走行、そしてレースをプライベートで楽しんでいらっしゃるとのこと。ほんの少しお話しする機会、走りや車に対する姿勢に思いやこだわりが感じられました。ファンの皆さんからの握手やサインに笑顔で応えながらも、そして真剣な表情でコースを見つめる姿はテレビを通してはなかなか目にすることができない一面をみせて頂きました。実は保坂さん、以前からALPINESTARSに注目。今回のイベントをきっかけに、レース活動でシューズとグローブをお使い頂くことになりました。


保坂さん着用のF-1Rシューズ

保坂尚輝さんとアルパインスターズ

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若い頃からヒストリックカー、特にポルシェの大ファンである社長も愛車をトランポに積み込みレースに参加。車両は、愛車のポルシェ356コンパチブルD、906、カレラ6の3台。「そんなに走り続けで大丈夫ですか?」と聞きたくなるほど、いくつものカテゴリーにエントリー。主催者であるネコ・パブリッシング笹本社長の全レースエントリーにはとうてい及ばないながら、イベントパンフレットのどのレースカテゴリーを見ても「また出ているよ!」といった具合。
サーキットごとにあわせてチューニングを欠かさない356は、レンシュパルトカップで同パワーの356シリーズでは2番手。906、カレラ6は走行数週目で吹き上がりがいまいちで絶好調とはいえなかったものの、最後のレース「ルマン24M」に向けて体力温存していたカレラ6は3名のメカニックに支えられて何とかピットスタートでレースに出場。走るほうはもちろんだがそれを支えるメカニック、応援する方も実は意外に大変なのである。

わが社の社長&社員もレースに参戦


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レポーターの私もレンシュパルトカップに出場してきました!同じくレースに出場のイベントスタッフはレース経験が豊富。あわてる様子もなく車両に乗り込んでいくかたわら、私の心は不安でいっぱい。もちろん楽しみでもあったけれど。

●初めてのレース参加
実は今回のレース、なんとサーキット走行4回目にして出場。うち3回は(本気の人には怒られそうだけれど)ティプトロマティック車での参加だったから、今回が初めてのマニュアル車。で、レースももちろん初めて。さらに、参加車両の912はいつも遠く離れたガレージでチューニング中のことが多くて乗るのも久しぶり。
出場したレンシュポルトカップは朝一番で予選スタート。本当にレースなんて大丈夫だろうか・・・。出場時間が近づくにつれ、やっぱりやめておいた方が・・なんて弱気な気持ちもふくらんできたがやっぱり走りたい。もう考える暇はない!小学生の時によく聞かされた「参加することに意味があるんです。」という言葉を頭の片隅に思い出しながら、「そうだ。そうだ。挑戦すること。そして何よりも走りを楽しめること」それが大切なんて自分に応えながら。
えい!

出番近し

●車になれるので精一杯な予選→速く走りたい
予選はとにかく車になれることが全てで、なるべくじゃまにならないように、じゃまにならないようにって、おっかなびっくりで走っていたから、タイムはダントツでビリ。
レースが始まる:
ピットからグリッドへ。前には社長のポルシェ356
それでもこうやって数字で遅さを見せられると、この私でも自分に対する悔しさが出てきて、決勝はもう自分のことだけ考えて走ってみようと心に決めた。もちろん遅かったらじゃまにはなるけれど、変な動きさえしなかったらうまい人たちがよけてくれるはずだもの。
いよいよ本番。グリッドはいうまでもなく一番後ろだったけれど、スタートで一台抜いたら急になんか車と仲良くなった感じで、シフトチェンジも割とスムーズ。不得意なシフトダウンも予選よりは断然うまくいっている。
決勝戦スタート:一台かわす!
途中、ふと気づくと周りに他の車が見あたらない。
もしかしたらレース、終わっちゃったの?って不安になってきて、スピードを弱めて様子をうかがいながら走っていたらせっかくスタートで抜いたはずの車に抜き返されてしまった。ショック。最後まで気を抜かずに集中が必要なんだ!

●ライバルは過去の自分
でも私の中でレースとは、他の人ではなくて自分が相手。どれだけ上手に早く走れるようになっているか、それがまずレースやサーキット走行の楽しみ。真剣に順位をねらっている人にはじゃまになるから申し訳ないのだけれど、サーキットにはいろいろな楽しみがあっていいと思うから。そして前よりもスムーズに少しでも早く走れるようになること、それを楽しめたら、きっともっとサーキットが身近な場所に感じられるはず。

●身体を超えたスピードの世界
今回走ってみて考えたこと。それは、何で人が走りにそれほどまでに魅せられるのかってこと。時速100、200キロの世界。そのスピードに到達するまでの加速感。車体が体の一部になっている感じ。どれも人間の身体だけでは届くことのできない感覚。しかもそのスピードや動きを自由に操る魅力があって、車と体が一体になって風を切って走っていく感じはきっと他では味わえないだと思う。体験したことはないけれど、バイクでも同じようにスピードと車体との一体感があって、もっとダイレクトに感じるものなのかもしれない。でも、いまくるまでしか走っていない私の目からすると、車はバイクに比べてずっと大きいのに、この大きな殻を自分の体の一部みたく感じられるっていうところにもきっと魅力の秘密があるに違いない!と思う。

●サーキットへ行こう
サーキットを走るのはスピードやドライビングに自信がある人、ってイメージもあるし、遅かったらじゃまになるし・・って気が引ける部分もあるけれど、このスピードの魅力や運転の楽しみは一般車道じゃ味わいにくいものだから、ちょっと気になっている人、女性にも是非体験してほしいと思う。もちろんサーキットにはライセンスが必要だったり、道具の準備が必要だったり、一日がかりの楽しみだったりするけれど、走り終わって振り返るとそのちょっとの手間を忘れてしまうくらい楽しくて、速く走ってもルールさえ守って走れば、コースアウトしても砂利が守ってくれるから安心。自分で走ってみて、やっぱりこの場所で走る楽しさをこのレポートで伝えるだけじゃなくて、一人でも多くの人に体験してほしいと思っている。

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ヒストリックカーは歴史を感じさせこそすれども、決して古さを感じさせない。最新テクノロジーでは決して生み出すことのできない柔らかな曲線は、むしろ新鮮なほど。
現代の技術を詰め込んだ最新車種。速さ、環境性、燃費、現代的な性能で比べちゃったら到底かなわないかもしれない。でも、車を乗る楽しみ、体と車が一体になる感じ、振動や車の動きが全身に伝わってくるこの感じ、そして職人の技が生み出す独特のフォルム、その美しさ、それは決して新しい車に引けをとらないと思う。
イベントのテーマでもあるように「クルマを単に道具としてだけでなく、その歴史を振り返りつつ、文化として認知されること」、新旧問わずそれぞれの年代の車がいつまでも鮮やかにあってほしい。
そして、走りの楽しみをでも脳みそだけじゃなくて体で理解したいから、まずは私から。その車にしかない楽しみは自分の体を使って、感じ、心にしみこませていこう。そしてFETとして、その文化を支えるに足りる道具を社会に送り続けていこう。

イベント終了。また来年。


 
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